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古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

石舞台・岡寺・飛鳥寺

さて、飛鳥といえば石舞台。
蘇我馬子のお墓ということになっています。

この日も人が多くて凄い人気のスポットです。
写真は裏からしか撮れませんでした。





石舞台




石舞台の中は大きな石室です。
古墳の中には行ったことは何度かありますが、やっぱりここは規模が違います。
馬子の権力の大きさが分かりますよね。



お昼は予定通り石舞台のすぐ近くにある夢 で食べることにしました。
冬は飛鳥鍋などが美味しいのですが、今はまだその季節ではなかったので古代米のランチを頂きました。
自転車で走り回ったせいかお腹がすいていて本当に美味しかったです。



古代米




このあとは西国三十三所の七番札所でもある岡寺です。

飛鳥寺から少し山手に登って行ったところにあります。
坂を上ると重要文化財に指定されている鮮やかな朱色をした仁王門があらわれます。


日本最初の厄除け霊場としても有名です。



岡寺



堂の本尊、如意輪観音座像は塑像(土で造られた仏様)で、弘法大師の作と伝えられ、塑像としてはわが国最大の仏像なのだそうです。



確かに大きく迫力がありました。
弘法大師様も凄いのを作られたのですね。
観音様とつながった紐に触れ、しっかりと参拝しました。



岡寺本堂



さて、次は私が大好きな飛鳥大仏さんがいらっしゃる飛鳥寺です。



飛鳥寺




現存する世界最古の木造の建物は法隆寺ということになっていますが、もし火災で焼けなかったらそれは、『飛鳥寺』だったのです。




仏教が伝えられた時にお寺を作るということでその当時の最先端の技術を集結して、日本という国家が外国に馬鹿にされないように精一杯の背伸びをしながら頑張って頑張って作ったのがこの美しい『飛鳥寺』なのです。




ここの大仏様の前で、聖徳太子様も蘇我氏も天皇家の多くの方々もそして一般庶民もみな一様にひざまずき手を合わせたのです。



そして、その時から今日に至るまで多くの人々が大仏様の前で同じようにひざまづき手を合わせてきました。






飛鳥大仏




古代史最大の出来事『大化の改新』を成し遂げた中大兄皇子と中臣鎌足はここで出会いました。
中大兄皇子が蹴鞠をしていて、ころころところがった鞠を鎌足が拾い上げたのが最初の出会いということになっています。




この飛鳥寺の裏には入鹿の首塚があります。
中大兄皇子によって切られた入鹿の首が、飛鳥板葺の宮からここまで飛んで来たのだそうです。
相当無念だったのでしょうね。





入鹿の首塚



入鹿の死から蘇我氏の力はは急速に力を衰えていきます。
反対に大王(当時はまだ天皇家という言葉ではなかったので)の力が強くなり中央集権化が進んでいくのでした。


さて、このあとは飛鳥坐神社と甘樫の丘です。





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